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健康博覧会出展で得た物

健康博覧会に出展

2021年1月27日(水)~29日(金)まで東京ビッグサイトで開催された「健康博覧会2021」に出展させて頂きました。
昨年3月に開催予定だった同展示会でしたが、コロナの感染拡大による緊急事態宣言の発出により延期。キャンセルが難しい中、今年の開催に期待しておりましたが、再び直前の緊急事態宣言より開催を疑問視をする声もありましたが、主催者として「強行せざるを得ない」というのが本音だったのだろうと思います。

当然、出展社や来場者数の激減は予想され、当社も熟考を迫られましたが、当社のような中小企業にとっては決して安くない出展料やブース施工費用などを考えると返金の無いキャンセルは厳しい。そして営業の場を失うのはさらに厳しい。というのが現実です。
もちろん採算を考えると空振りですが、感染対策を万全に最小限の労力で出展させて頂きました。

展示会は予想通り、初日から最終日まで来場者の少ない状況。しかも来場者も必要以上に長居をしないため終始苦戦を強いられる中、運営会社の営業の方がご挨拶に来られ、開口一番に謝罪。

「えっ?何故謝るの?」

おそらく担当者に文句や愚痴を言う人もいるのだろうと。と想像し、「別にあなたが悪いわけではないから」と、お伝えし、その後も他愛もない話の中で感じた事は「今回のパンデミックにより影響を受けている方々がいらっしゃる」。という事。

さらにその背後にはブースの設営や施工する会社や、その作業員。運営スタッフや今回の展示会ではほとんど見る事のなかったイベントコンパニオンの方々。そして当社のブースを手伝って頂いた方のようなアルバイトの方々…。

営業の事以外にもそんなこんなを考えながら過ごした3日間の展示会。
来場者数は少ないながらもいくつか良い話もありましたし、なんといっても雇用や経済という側面でお役に立てたという事が今回の展示会では大収穫。

手前味噌ですが、「今回の展示会ではブースの施工やアルバイトのキャンセルをせずに本当に良かった!」

これに尽きる。

コロナ禍も1年が過ぎ。いまだ行き当たりばったり感が否めない政府の対応に不満や不安は募るばかり。さらにそれに乗じてメディアの政府批判。さらには〇〇〇警察とかまで。。。
しかし、そろそろ良いところも見たいし見てあげても良いと思う。

誰もが分かってはいるけど「コロナの影響は誰のせいでも無い」んです。

だとすれば、今回の展示会での収穫。

それは「お金を払っているんだから自分、自分。」ではなく、
そこには展示会を主催して頂ける人たち、
イベントを形にしてくれる作業員の人たち、
そして運営をしてくれる人たちがいる。

普段は結果ばかりを追い求める展示会ですが、今回ばかりはコロナのおかげで大成功!

悪い方ばかりに目が行きがちですが、良い方を見ると世知辛い世の中でも思ったより暖かかった3日間でした。

そして展示会もさることながら、日々、コロナと最前線で闘って頂いている医療従事者の方々、エッセンシャルワーカーの方々や行政の方々がいらっしゃる事と、感謝を忘れてはいけません。