ナグモクリニック総院長 南雲吉則先生が主宰する「命の食事」より感謝状を頂きました。
この活動は南雲先生が、がん専門医となって30年の間、治療方法や検診技術が進化したにも関わらず、がん患者は2倍になり、そして死亡者数も倍増した事実に震撼し、「そもそも癌にならないようにすればよい。」との考えからスタートしたのが、日々の食事を変えるプロジェクト、「命の食事プロジェクト」です。
細かいところは著書「命の食事(主婦の友社)」を是非ともご購読して頂きたく思いますが、食に関する大きな要点は下記3点と個人的ですが、解釈をしております。
①白い精製した砂糖やヘキサンで抽出した安価な油、化学調味料を止めよう
②ホールフードの推奨。例えば植物なら皮ごと、魚ならなるべく皮や骨ごと食べる
③オメガ3などの良質な油や発酵食品を摂る
確かに、昔から小麦や白い砂糖は体に良くないと言われおりましたし、最近では「玄米の方が糖の吸収が少なく、糖尿病になりにくい。」と言われ糖質制限ダイエットのメニューの定番になっています。
ホールフードについては、漢方を考えてみたり、植物の皮を剥くと一気に変色したり、酸化が進んだりする事実を鑑みると、ホールフードも納得できます。
オメガ3オイルについては後述するとして、精製や皮を剥く行為に共通する事は「すべて美味しくするための手段」という事です。
玄米より精製したお米の方が美味しいですし、精製した砂糖の方が、綺麗ですし、雑味が無く美味しい。
午房やニンジン、リンゴだって皮を剥いた方が苦味や渋味が無く美味しいに決まってますが、この渋味や苦みが強い抗酸化成分を持つポリフェノールだという事です。
ポリフェノールは、植物に存在する苦味や色素の成分で、抗酸化作用が強く、活性酸素など有害物質を無害な物質に変える作用があり、生活習慣病の予防に役立つと言われております。
つまり南雲先生はそれらを捨てずに食べる事で体の内側を酸化から守り、癌を予防しましょうと。言っておられます。
ここで思い出したのは、スーパーボランティアの尾畠春夫さんがおっしゃられた、「美味しいものは食べない」。という言葉。
尾畑さんは畑で取れた野菜などを最小限の手法で料理したおかずとごはんのみ。食事は極めて質素でしたが、あれだけ健康でいられるのはホールフードをまさに実践されている証だと思いました。
そして、オイルもこれと同じで、香りやエグミは多少残りますが、コールドプレスで搾った、未精製のオイルを選ぶ事が重要で、なおかつ炎症を抑えたり、細胞を柔らかくしたりするオメガ3オイルを摂りましょう。という事です。
そんな中で、ポリフェノールが豊富でビタミンEやベータカロテンも豊富、さらにオメガバランスに優れる事で、抗酸化作用が強いカメリナオイルを、「命の食事」の推奨商品として選んで頂きました。
–以下、文献より抜粋—
カメリナには、フェノール酸のエステルが多く含まれていることが示された。
フェノール酸には抗炎症効果があるため、カメリナオイルは、炎症を防ぎ、逆流を和らげ、胃酸レベルを下げることにより、消化器系に影響を与える。
先進国では、人々の食事は通常飽和脂肪酸とω-6酸が豊富である。したがって、機能性食品としてカメリナオイルを使用すると、食事中のω-6/ω-3比を改善するのに役立つ可能性がある。
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カメリナオイルはまだまだ日本ではマイナーなオイルですが、農家さんさえも「最高のオイル」と言うわけは、オメガ3オイルというだけでなく、酸化に強いという事実です。
オメガ3も当然大切ですが、酸化に強いという事はもっと大切。亜麻仁油やえごま油ももちろん良いオイルですが酸化しやすいため注意が必要です。
オメガ3が摂れて、ポリフェノールが豊富なホールフードオイル。さらに酸化にも強いカメリナオイルを是非ともお使い頂いたり、お友達に教えて頂けると幸いです。
今年も善し悪しがあった年でしたが、年末に感謝状を頂き2019年を良い年で終えられそうな気持ちでいっぱいになりました。
皆様も良い年の瀬をお迎えください。