ブログ

新ロットの販売開始と匠技

3月以降続いていたコロナウィルスとの闘い。少しだけ明るい兆しが見えてきたものの、一方で若い力士が亡くなるなど、決して気を緩めるわけにはいかないのも事実。
アフターコロナなんて言葉も最近耳にしますが、今後しばらくはウィズコロナ。正しく付き合っていくしかないのだと思います。

欧米ではハグやチークキスの挨拶、そして土足で家に入る習慣が見直されるなど、感染防止のため、生活スタイルが変わってきているそうです。

そんな中、先日、医療関係者の方とお話しをさせて頂く機会があり、コロナについて伺ってみたところ、感染は唾液による影響が大きいとの事です。
従い、普段の生活ではマスクの着用は必須ですが、そのほかにも他人と同じ皿や箸の使用、飲み物の回し飲みなどを避ける。そして靴の裏にもウィルスが付いている可能性を忘れない事。だそう。

また、重症患者さんの多くはコロナウィルスによる肺炎と、細菌性肺炎のダブルパンチによるものとの事でした。そして、その細菌性肺炎を起こす引き金は口の中の菌。すなわち歯周病などによる口内環境が悪い人がコロナウィルスに感染すると重症化しやすいとの事です。そのため歯周病予防だけでなく、「舌の掃除など、日頃から口の中の菌を減らしておく事」が大切との事でした。
以前、このブログでも紹介をさせて頂いた「オイルプリング(オイルで口をゆすぐ)」。

油は菌の増殖を抑える効果もあるため、朝晩にオイルプリングを取り入れ頂くのも良いと思いますし、カメリナオイルでしたら、その他、オメガ3による抗炎症作用、ビタミンEやポリフェノールといった抗酸化作用も期待できます。

さて、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、4月末より新しく搾ったオイルの販売を開始させて頂ておりますが、先日お客様より「風味がマイルドになったね」と、ご好評を頂きました。私も同感ですが、今回はその秘訣について少しご紹介をさせていただきます。

当社が輸入しているカメリナオイルはカナダ・ケベック州にある、自社栽培、自社加工のメーカー(農家)さんで、ご家族で経営されており、とても拘りをお持ちです。
例えば、種子の収穫過程で畑を区画分けし、8年の年月をかけ、その区画ごとの風味の違いをデータ化して管理。そして区画により微妙に違う風味の種子をブレンドし試食用として少量を搾油。
その後、フランス料理のシェフにテイスティングしてもらいながら、区画ごとに配分を変え、料理の邪魔をしない、そしてカメリナの風味を生かすオイルを作りを続けております。
その作業は8年経った今でも継続中で、種蒔きの段階からオイルの風味を考えながら栽培している拘りはまさに匠の世界。ワインのソムリエならぬ、オイルのソムリエです。
生産地をケベック州に変更しました
生産者ご夫妻とスタッフ。真ん中の女性が社長、右が栽培のプロの旦那様
そんな彼らが今回の輸出前から、「今回のオイルはとてもマイルドでフルーティーになったよ」と言ってきていたので、楽しみしていたのですが、まさにその通りに。
私はカメリナオイルを扱って6年。手前味噌ですが、おそらく日本ではカメリナオイルを一番調べ、一番食べ、一番取り扱っていると思います。
そんな私でも、「マイルドだな」と感じたくらい。もちろん、未精製オイルのため、無味無臭というわけではありません。
カメリナオイルは「台所のドクター」といわれ、心疾患、脳血管疾患、そして癌による死亡リスクが低下するという研究が発表されている、ブロッコリーやキャベツ、小松菜、わさびと同じアブラナ科です。
その健康成分はイソチオシアネートだったり、ポリフェノールだったり、ビタミンEだったりの抗酸化成分やファイトケミカルです。
果物や野菜も皮を剥いてしまう事で酸化も進みますし、健康効果も半減してしまうという事。
つまりホールフードで食す事のみ、その健康成分にあやかれるというものですが、一方でポリフェノールには苦みや辛味があり、ビタミンEにはナッツような香りがあります。
当社のメーカーさんはそれらの特徴を活かしながら、丁寧に、そして可能な限り食べやすい風味作りを心がけている農家さん。
とても信頼のできるパートナーさんです。
只今、緊急事態宣言セール中!是非ともお試しください。
*良い意味で、セールももうすぐ終える事ができそうです。